苦節一年半、ようやく「Milk Book」が完成、現在、道内の書店で好評販売中です。
いろいろな出会いから、この本の企画が立ち上がりました。
2009年6月、興部町のノースプレインファームの大黒社長とフランスいなか巡りツアーでご一緒してから交流が始まり、牧場を訪ねることに。生まれて初めて牧場の現場を見せていただき、のんびりと幸せそうに草をはむ牛たちの姿はもちろん、ミルクを生産するプラントやチーズほか乳製品を生産する工場まで見学するうちに、ガーンと打ちのめさせられました。「ミルクのこと何も知らなかった」、と。
私(森本)が知らないということは、きっと私の家族、親類、友人、いやいやもっとたくさんの人たちも知らない話なのではないか。これは、世に知らせるべきと、さっそく、道新出版局のK氏を襲い、茶店で熱弁をふるった次第。彼の表情は???でしたが、むりやり興部に連れて行き、同じ経験をさせて追いつめたのでした。
さらにカメラマン酒井広司さん(グレイトーンフォトグラフス)との偶然の出会い。彼もノースプレインファームの写真を10年間撮り続けていたのでした。「料理撮影のロケーションははすべて牧場、自然光」で意見が一致、快く撮影を引き受けていただきました。あれ、料理を作る人は? これもK氏と共通の知り合いだった「スタジオ・アイの範國有紀さんって、いいよね」で決定。彼女も快く参加していただいた。これで準備万端かと思いきや、何かが足りない。K氏いわく「なんか、理論的裏付けになるような誌面もいるんじゃない」「じゃ、オホーツクの地域おこしで一緒に頑張っている北大の小林国之、三谷朋弘両先生に声かけよう」という具合で、両先生もゲット。これでぬかりはない!!
これ、1年半前の話です。料理撮影は、範國さんのレシピがすばらしくてとんとん拍子で完了。そのあとが七転八倒、友人で作家(?)の高桑洋一氏に頼み込んで取材レポートをあげてもらったものの、誌面構成でかなり悩み続けることに。寝る子は育つ、じゃないけれど時間がかかった分、いい本に育ったんじゃないかと自負しております。
作り手の想いは横に置いて、「近来まれにみる道産ミルク本」(縦に置いた~)でありますので、ぜひお求めください。

